うつけ者の日々雑感

40代フリーの翻訳家が綴る徒然日記です。

「ごめんね青春」 視聴率低迷のナゼ?

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2013年、4月から半年間放送され社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ「あまちゃん」の生みの親・宮藤官九郎の最新作として注目を浴びつつスタートしたTBSの連ドラ「ごめんね青春」が大苦戦しております。

 

ジャニタレが主演し「半沢直樹」と同じ日曜夜9時枠での放送、しかもあのクドカンが脚本を担当しているのにもかかわらず初回から10%割れの低空飛行。

 

まぁ以前からクドカン作品には当たり外れがあるとは言われてましたけど、「あまちゃん」のクオリティーの高さを知る者としては、これ程のコケっぷりというのは意外すぎます。

 

展開がスピーディーでトリビアルな小ネタ満載の作劇スタイルはこのドラマでもいかんなく発揮されてますが、なんかもの凄く空回りしてる感じがする。

学園もののドラマがリアリティーを持ちえない昨今、そもそも企画自体に難があったとも言えるし、キャストの演技力や演出の力不足もかなりマイナス要因にはなっているでしょう。

が、そこら辺を差し引いて考えても、今回の脚本の出来の悪さが主にこの結果を生んでいるのは間違いないでしょう。

 

宮藤さんはラジオで4話や7話はかなりイイと自画自賛してましたが、ボクは全く面白く思えなかった。

 

もしかして宮藤官九郎の作家としてのピークは「あまちゃん」で、このまま一発屋で終わってしまうのか? 「あまちゃん」は単なるフロックにすぎなかったのか?・・・などと疑いたくなるくらいこの「ごめんね青春」という作品はハッキリ言って駄作です。